「教員を辞めたいけれど、自分には学校以外のスキルがない…」 「転職エージェントで営業職を勧められたけれど、ノルマに追われて頭を下げるなんて絶対に無理!」
もしあなたが今そう思っているなら、非常にもったいないです。 現在、企業のバックオフィスでチームリーダーとして多くのベンダー(取引先)や派遣社員の方々と関わっている私から、断言します。
「ちゃんとした教員出身者は、営業やカスタマーサクセス(CS)で圧倒的に無双できます。」
現代の営業は、気合と根性で物を売りつける仕事ではありません。顧客の課題を解決する「コンサルティング」です。今回は、教員が気づいていない「ビジネス界で最強の武器になる3つの資質」を解説します。
■ 1. 生徒・保護者対応で培われた圧倒的な「傾聴力と折衝力」
営業やカスタマーサクセスにおいて最も重要なのは「相手が何に困っているか」を正確に聞き出す力です。 先生方は毎日、何を考えているか分からない思春期の生徒の悩みを聞き出し、時には理不尽な要求をしてくる保護者と学校側の間に立って、ギリギリの「落とし所」を見つける対応をしていますよね。
実はこの「利害が対立する相手の話を傾聴し、関係を構築して着地させる」という経験は、ビジネスの現場では超ハイレベルな交渉スキルです。一般的なオフィスワーカーにはなかなか身につかない、教員ならではの巨大なアドバンテージです。
■ 2. 体育会系マインドと「明日のための」異常な責任感(タフネス)
昨今、教育現場でもICTの導入など「ホワイト化・働き方改革」が叫ばれています。しかし、システムが変わっても、教員という仕事の根本的な「プレッシャー」は変わっていませんよね。
「自分が休んだらクラスが回らない」 「明日の授業のために、何としても今日中に準備を終わらせないといけない」
このプレッシャーの中で、時間を惜しまず準備に心血を注いできたその「タフネス」と「責任感」は、一般企業の基準からすると実は”異常”なレベルで高いです。 法人営業において「顧客との明日の商談のために、徹底的に事前準備をする」という行動は、成績に直結します。教員現場のあのハードルを越えてきたあなたなら、ビジネスの基本マナーさえ身につければ、営業のプレッシャーなど余裕で乗り越えられます。
■ 3. 毎日6時間の「大勢を惹きつけるプレゼン力」
営業は「1対1」か「1対複数」のプレゼンです。 先生方は毎日、眠たそうにしている数十人の生徒(全く興味がない見込み顧客)の視線を強制的に集め、飽きさせないように工夫して、50分間のプレゼンを1日何コマもこなしています。特に音楽や体育など、場の空気を掌握する必要がある教科の先生の「伝える力」は圧倒的です。
この「場を回す力」をそのまま商談の場に持ち込めば、クライアントから絶大な信頼を得ることができます。
■ まとめ:足りないのは「ビジネスマナー」だけ。マインドはすでにプロレベル
教員から営業・カスタマーサクセスへの転職で足りないのは、名刺の渡し方やメールの書き方といった「表面的なビジネスマナー」だけです。そんなものは、入社後に1ヶ月もあれば誰でも覚えられます。
あなたが持っている「傾聴力」「タフネス」「プレゼン力」という根本的なマインドは、ビジネスの世界では一朝一夕では身につかない、極めて市場価値の高いスキルです。
「自分には営業なんて無理」と選択肢を狭めず、まずは自分の適性がビジネスの世界でどう評価されるのか、プロの転職エージェントに”答え合わせ”をしてもらうところから始めてみませんか?

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